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原子核の大きさと密度の測定

こちらでは原子核の大きさと密度の測定について解説しているサイトを紹介しています。かなり専門的な内容ですが、「原子核物理学」系の授業では必ず出てくるようです。

散乱実験から原子核電荷分布を調べ、そこから半径や密度を求めていく…難しいですが、わかりやすく解説してくれているサイトがあります。核力との関係や陽子についての測定に触れているサイトもあるので、そこもあわせてぜひ参考になさってください。

 

解説サイト一覧

九州大学学習サイト「ミクロの世界ーその3-(原子核の世界)」

このページの第2部原子核の構造→2-2原子核の大きさのリンクを紹介しています。こういった専門的な内容のページとしては非常に見やすく、わかりやすい丁寧な解説がなされています。

電子散乱によって原子核内の荷電分布を調べ、そこから原子核の半径や密度を求めていく過程を紹介しています。具体的な計算過程等は省略されていますが、質量数(核子数、原子数)との関係など細かく丁寧に説明されており、おすすめです。

ne.phys.kyushu-u.ac.jp

 

京都大講義資料(PDFファイル)

原子核物理概論という授業のスライド形式の資料です。イラストやグラフが多く、イメージとしてつかみやすいです。また、スライドのため他の資料と比べて文章量としては少ないですが、その分重要なところが見つけやすいです。

前半では散乱実験について、中盤で原子核の密度分布と半径や体積と核子数(原子量)との関係について解説しています。後半では原子核核子の質量の話になるので、また別のページにて紹介します。(質量の話の中で、11ページに核子数と体積・表面積の関係が少し載っています。)

http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~akira.ohnishi/Education/Gairon/Data/Gairon-2007-1.pdf

 

東海大講義資料(PDFファイル)

こちらはゴリゴリの講義資料です。文章による解説が多く、理解が進みます。

3~4ページにかけて原子核の大きさと密度について解説されています。散乱実験についてはほとんど触れられていません。この資料の特徴は4ページ以降の核力(核子間の力)との関係、核力についてわかることが詳しく述べられていることです。

(特に核力の斥力としての性質については、ほんまにわかりやすくて、好き…。)

http://www.sp.u-tokai.ac.jp/~bentz/kaku1.pdf

下記のリンクは散乱実験について詳しく解説してくれています。詳しい計算過程も掲載されていて、どのように原子核原子核電荷分布を求めていのかよくわかります。

簡単にですが、7ページから陽子の電荷密度を求める散乱実験についても紹介されています。

9ページからはグリーン関数を使ってシュレディンガー方程式の特殊解を求め、少し難しい過程を経て散乱振幅について考察しています。

http://www.sp.u-tokai.ac.jp/~bentz/kaku4.pdf

 

大阪大講義資料(PDFファイル)

原子核物理学という授業の講義スライドです。文章ではないのでこれだけ見てもよくわからないかもしれないですが、グラフや数式、ところどころ説明が入っているので、他のページと一緒にご覧になるかといいかもしれません。

http://wwwkm.phys.sci.osaka-u.ac.jp/~kisimoto/2012/genshikaku1/kougi_4.pdf

 

 

キーワード

原子核 散乱実験 ラザフォードの散乱 核子 陽子 核力 Woods-Saxon型関数